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Camel「Mirage」 

ゼムからバーデンスさんつながりで。
メイの愛するAndrew Latimerのいるバンド、Camelです。

camel

なんといっても人よりちょっぴりクラシックを聴いているだけの、ふつうのJ-POP好きだったメイが今の音楽漬けになった原風景にはこのCamelさんがいるわけで、大切なバンドだし、知名度なんてなんのその、誰がなんと言おうとラティマーは泣きの名ギタリストなの。
ひさしぶりに聴きます。

Camel「Mirage」
mirage
Andrew Latimer / guitars, flute, vocals
Peter Bardens / organ, piano, celeste, mini Moog, Mellotron, vocals
Andy Ward / drums, vibes, percussions
Doug Ferguson / bass

74年作、英DeramからリリースされたCamelの2枚目のアルバム。
プログレ畑では有名なのですが、ひとたび畑をはなれると…からっきし。ちょっと出てくるのが遅かったのかなとか思ったり。もっともプログレ界で売れたのは四大バンドくらいか。
純英国産といえるような美しい音楽を奏でるバンドで、今作はとりわけ題名通りの幻影的な雰囲気の中にギターのラティマーとキーボードのバーデンスの掛け合い、多彩なドラムのかっこいい演奏で高まります。
これがこのアルバムと中期あたりのアルバムの違うところで、良いという人ももっと流れるような方がいいという人もいるんだと思います。メイはどちらもいいのだけど。
「Freefall」はフュージョン系の(全体的にそうなんだけど)爽やか感が比較的強くて、オープニングの強烈なキメは非常にかっこいい。メロディはださいね。ドラムのワードはジャズロック系のドラムを叩くひとだけど、そのなかでもかなり軽やかに叩く人で、ハイハットふんだんに使う。
ギターは超絶技巧型はあんまり好きじゃなくて、土臭いブルージーなギターまたは独特な音色をだすほうがすきです。そこでラティマーのギターはもちろんテクニックはすごいのですが、最初に思ったのが「あ、ギターって楽器なんだ」っていうこと。
彼のギターは静かに心を揺さぶります。
そしてメロディ職人。ライブをみれば、顔の表情でもメロディをかんじている。(これは年を重ねるごとに顕著に)
単なる自己陶酔とはわけがちがうと思います。
「Superwister」はフルートとオルガンがリードする夢見心地の3分。またドラムがいい仕事してる…
「Nimrodel / The Procession / The White Rider」は指輪物語をモチーフにしたメドレー。この曲ではラティマーの泣きのギターが炸裂する。ヘタウマボーカルがなんていうか悩ましげでいい。静と動が中盤以降とはっきりしてくる。
昔はムーグとかわけわかない音がいっぱいで、不思議な音世界でした。あ、そう、今サイケも聴くようになったので意外とサイケ的な要素持ってたんだ、と少しびっくり。
「Earthrise」はそれぞれのもっているテクニックの応酬でものすごいエネルギー。
そしてラストの「Lady Fantasy」…冒頭のオルガンだけで衝撃だったなぁ…ドラマティックな大曲で、ラティマーの泣きのギターが…変拍子の嵐で…名曲の前に言葉がつきる自分がいます。。
押しつけがましくなく、リスナーだけの情景をみさせてくれる不思議な曲たちです。
このアルバムと、ファーストの「Never Let Go」だけは霧の都ロンドンで現地で聴きたいと切実に思ってる。

英語のWikipediaにメンバーの在籍期間の比較の図があって、それが結構おもしろかった。
メルコリンズって3年もキャメルにいたんだって思ったり。
元Caravanメンツが増えてCaramel(だったっけ)とあだ名されるとか、たしかにCamelの時代があったんだって思います。

キャメルってプログレとか抜きで、ぜんぜん聴けると思うんだ。
昔ふつうのロックファンの男子に貸したことあるけど気に入ってくれた。(まあただ彼が「いまいちだった」というのかどうかというのは交流がとだえた今となってはわからない☆)
メイはファンだから全アルバムすきだけど、「Snow Goose」はポップで聴きやすいからロックファンじゃなくても入りやすいだろうし、ファーストとMirageはロックファンもいけると思うし…
とはいえ、ロック好きの人で琴線にまったくひっかからないという人がいるし、黙ってかけてみても「TVみるから曲とめてくんない」ってまったく興味をしめされない場合もあるから、人間って不思議だなぁ。えーん

Lady Fantasyはいまでもライブの定番だけど、アンディ・ワードが叩くLady Fantasyがスリリングで緊張感あっていちばんすき。もっともこの動画はそうでもない。


ちなみにメイの音楽好きなちちうえとはそんなに聴くものがかぶってないのですが、キャメルはちちうえも大好きなバンドでして、いまでも実家に帰省したときはキャメルのライヴDVDをリビングの大きなTVとBOSEのスピーカーで楽しみます。
もうすぐ年末だから観れるぞ。ふふーん
あー、去年の夏、プログレフェス2012はキャメルだろうと期待をこめて予想したのにはずれたなぁ。
来てくれないだろうか。
まだ単独やれるくらいまでは回復してないか。

andy
こんなひとはずっと元気でいてほしい。やりたいことをやりきってほしい。
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